グラブルと性癖と声癖

グラブルと性癖の近況

ショタに短パンを履かせるな[短パン異端審問官]

お久しぶりです。

グラブルは古戦場中ですがみなさんお元気ですか?

私は元気ですので、余った元気で自分の"癖"の一部を言語化して備忘録を残そうと思います。なんで???

本戦まで5時間しかないよ????

 

あまりにもかわいい

 

 

目次

 

 

1.諸注意

・当記事の内容は一個人としての好みを語るものであり、差別的意図などはありません。

・語る対象は架空のキャラクターで、実在する人物・団体などは関係ありません。

 

2.「ショタ」の原義と本ブログ上の定義

(1)ショタの元ネタは鉄人28号

はじめに「ショタ」という言葉ですが、Google先生に聞けば分かる通り、元々は鉄人28号の正太郎君を好きな女性を指す言葉として「ショタコン(正太郎コンプレックス)」が生まれ、ロリコンの派生語の側面があったために「ショタ」の部分は少年全般を指す言葉として定着してきたようです。

(2)本ブログにおけるショタ

現代での一般的な使い方に合わせて、本ブログでは「ショタ」=「外見的年齢がおおよそ小学生〜中学生に見える、性自認が男性である架空のキャラクター」と定義します。

 

3.何故ショタは短パンを履いてしまうのか

(1)蔓延る短パン

統計をとったわけでもありませんが、よく見かける(気がする)ショタの特徴は、やはり「短パン」ではないでしょうか。

あなたの思い浮かべたショタキャラも、大半が短パンを履いていると思います。

試しに検索してみると、これでもかと言わんばかりに脚が出ておりますね。

ショタの検索結果

(2)短パンがもたらす効果

ではショタに短パンを履かせることのメリットとは何か?

私が感じているのは主に3つです。

 

①性別の明示

幼いキャラクターは肉体が未成熟≒男女の肉体的性差が少ないことも有り、性差の表現が難しいです。ただ正太郎の時代から短パンは「元気な少年」のイメージに始まり、ショタを示す記号の一つとして広まっているために男性であることを簡単に示すことができます。

尚、ショタ以外、例えばロリの場合は短パンであってもショートパンツやフリル付きのものであることが多く、服装による書き分けによるキャラクター性の提示という意味では幅広くみられる技法だと思います。

CVが女性でも一発でショタだとわかる

 

②エッチポイントアピール

ショタの他男性キャラとの差別点はいくつもありますが、その中でも「(処理をせずとも)毛が生えていない」ということはとても大きな特徴です。毛深さは男性性の肉体の特徴であり、場合によっては力強さのイメージにも結び付きますが、ショタにはそれが無く、「未完成」「非力」≒「守ってあげたい」「こちらが優位」という図式に結び付けることなどが可能です。

ショタにおける毛の生えてない脚は、女性キャラの胸の谷間やパンチラなどに相当するんじゃないでしょうかね。

 

そして毛の無さを端的に、かつ倫理的に問題ない範囲で示すにはどうすればいいか?

そう、短パンを履かせればいいのです。

胸元や陰部の露出は難しくても、脚は出しても問題ないと言い張れますからね。

 

行秋とかもう全裸みたいなもんよ

 

③ギャップ萌えの生成

ここまでに述べてきたように短パンはショタを端的に示す記号として広まっていますが、それを利用し、クールなショタに短パンを履かせることでギャップ萌えを狙うパターンもあります。

いかにもショタな服装なのにクールな性格だと、「背伸びしててかわいい!」となったり、ちょっとしたミスに慌てる姿に「やっぱ子どもっぽいとこもあってかわいい!」となったりします。

もう万能鍵じゃんこれ・・・。

 

4.ショタに短パンを履かせるな

というわけで本題ですが、ここからは自分の性癖が多分に含まれるものになるので客観性などはありません。

 

(1)安易な記号での表現は諸刃の剣

ショタに短パンを履かせることのメリットは語りましたが、それは逆説的に、短パンを履かせることでショタは「ステレオタイプの正統派ショタ」と「短パンに似合わない性格をしたギャップ萌えショタ」の2つに絞られてしまうことを意味します。

便利な表現であると同時に、表現の幅を狭めることにもなるわけです。

短パンを履かせるなら、「このキャラにはなぜ短パンを履かせるのか」と、今一度よく考えてからデザインしていただきたい。誰に言ってるんだ・・・?

 

(2)じゃあお前が好きなショタってなんだよ

一言で表すのは難しいですが、私が好きなのは「少年としての肉体を持ちつつも特殊な生まれ育ち(王族としての教育や転生による精神年齢の乖離)などに紐づく大人っぽい言動がみられ、壮絶な経験やトラウマによって心に闇(負の感情)を抱えながらも前に進むショタ」です。

ショタは大切な何かを失いながら前に進む時に最も輝く

いいよね、自分が創作物であることに気付いて存在理由を見失いそうになって、なんやかんや仲間になったあとも被創作物としていつ消えるか分からない恐怖と戦い続けるショタとか。

大切なものを奪われた復讐の心を原動力に厳しい世界を生き抜くショタとか。

こういったキャラに短パンを履かせるとその記号に引っ張られて主張がブレるので、殆どの場合、短パンが履かされることはありません。

 

5.最後に

私が好きなタイプのショタは言動の裏付けやらトラウマを表現する手間やらが必要で、決して供給過多になることはないでしょう。

ただそれでもこうしたキャラが生まれるのは、クリエイターの方が安易な記号に頼ることなく、世界観や描きたいストーリーからキャラクター性を考えた結果だと思います。

 

だから頼むから、「取り合えずショタは短パンっしょ!」という気持ちで短パンを履かせないで欲しい。結果的に短パンになることもあるでしょう。でもそれは結果であって、スタート地点に短パンを置かないで欲しい。

 

それだけが僕の願いです。

 

次回は気が向いたら「ショタへの自己投影 私はショタになりたいのか、ショタの家族になりたいのか 己と向き合う」編を書きます(書きません)