グラブルと性癖と声癖

グラブルと性癖の近況

カイムを待ち続けた6年半……6年半!?!?

皆さんお久しぶりです。

捨て犬です。今回はグラブルの十賢者、ハングドマンの契約者「カイム」についてお話していきたいと思います。

・・・ん?

え?

まって



 

?!?!?!?!?!?!

おあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAOIWJおいおUIHEDFhNEFPOEJPOIFじょえwwejfoi!!!!!!!!!!!!!!!カイムうううううううううううううううううううううああああああああああああ短パン履かないでくれて有難う鎖骨見せてくれてありがとうお肌キレイ髪とぅるんとぅるんで可愛いねぇもうどこにも行かないでお願い離さないうほえほへええええへへへへへじゅるじゅるズゾゾっ!!!!!!

 

神棚に飾ってるやつ

 

 

1.はじめに

(1)今回の主題

どうして私がカイム最終上限解放に対しクソデカ感情を爆発させているのか、その歴史について至極冷静にお話しします。自分の頭の整理も兼ねて。

(2)諸注意

カイム最終(4アビ取得含む)、あと何故かアニメ鉄血のオルフェンズのネタバレがあります。

また、筆者の過剰な性癖の吐露が出てくると思われますし、書き終わった後に推敲はしない予定なのでお見苦しいものになるかと思います。

また、カイムに対してクソデカ感情を持っている「ハングドマン」については、こいつのことをちゃんと書くともう一本論文が出来ちゃうので割愛しています。

意図的に省いているので、浅いとか叩かないでください。

それでも良いという方は続きをどうぞ。

 

2.カイムって? ~加入フェイトまで

カイムはグラブルにおける十賢者と呼ばれるグループ分けのキャラクターで、ガチャではなくゲーム内で条件を満たすことで仲間に出来る立ち位置になります。

"美"のイデア

(1)初出

カイムの初出は2016年8月にプレ開催/9月に本開催された、現在とはかけ離れた姿の「アーカルムの転生」です。

イベントについて詳しくはこちら↓

イベント145_(2回目)アーカルムの転世 - グランブルーファンタジー(グラブル)攻略wiki

※プロデューサーが春田氏だった時代最後の方のイベントで、私含めユーザー全体からの評価は当時散々なものでした。色々と要求される素材とかが終わってたからね・・・。

フードを被っても鎖骨は見える

(2)見た目

上記の時点でカイム・フラウ・ガイゼンボーガだけは顔出しをしていたわけですが、ここで私はカイムに一目惚れをしました。

 

"過剰に肌(特に膝)を露出することなく、けれども煽情的に覗く鎖骨。

知性と静謐さを湛えた瞳と、10歳程度の未完成な肉体。

本来ならば同居することのない、けれども相容れないことは無く。

私の"癖"の全てがそこにあった。"

捨て犬 -『魂の独白』-

 

"誠の恋をするものは、みな一目で恋をする。"
シェイクスピア -『お気に召すまま』-

 

※短パンを安易に履かせることの危険性については以下を参照。

stryadog.hatenablog.com

 

(3)声

CVは國立 幸(こくりゅう さち)さん。

2013年のビルドファイターズ(レイジ役)、2015年の鉄血のオルフェンズ(アジー役)とガンダム作品で知りましたが、少年役・女性役のどちらもこなせる非常に演技力の高い声優さんです。

特に凄いのがオルフェンズでラフタが暗殺されてしまったことにアジーが慟哭するシーン。今まで見てきたアニメの演技の中でもトップクラスで印象に残っています。

そんな人に声をあててもらえるショタが外れるわけないだろ。

※筆者は演技力重視なのでショタ声優の性別はどちらでも許容する派閥です。

www.nicovideo.jp

(違法切り抜き動画だけど古いし許して・・・)

 

(4)生い立ちや性格 

それから音沙汰無く、2019年、初出から3年もの時を経て遂にプレイアブル実装されました。3年待ったんですよ?私なんてそりゃあ涎も枯れてうわ言で「カイム・・・カイム・・・」って呟きながら仕事して、その時期の記憶は曖昧です。

ここではカイムのシナリオについてかいつまんで、でも行間は勝手に補足しながら説明していきます。シナリオ全部読んでる人は飛ばして大丈夫です。

①赤ん坊時代

カイムは産まれた翌日から言葉を話し、生後二日で大人と同等の知恵を宿した神童です。

しかし精神的異形とも言えるほどに早い知恵の獲得は周囲との断絶を生み出し、遂には両親に捨てられてしまいます。

賢くても、論理的に正しくても、それを押し付けるだけで生きていくことはできないのだと、彼は気づけません。

 

捨てられた彼は賢くても赤ん坊の身体。虫すらも食べ生死の境を彷徨うところを、たまたま心優しい老夫婦に拾われます。しかし彼は同じ過ちを繰り返します。

 

 

②心に負った傷

そうした何人もの人の元を転々する中で、カイムは何かに追い立てられるように最初の両親の家を覗き見ます。そこにあったのは、自分より顔も知能も劣った見知らぬ娘と両親の幸せな3人家族。

両親はカイムのことを貶し、今の家族こそがあるべき形だと、幸せだと宣います。

カイムの中には「惨めなのは、愚かで間違っているのは自分ではないのか?誰も自分を認めてくれないのではないか?自分の存在価値とは?」という恐怖が生まれ、遂にはその家族を消してしまいます。

その根底には、自身の存在理由が無くなることで訪れる「死」への本能的恐怖がありました。

 

③ハングドマンとの契約

そうして心の均衡を保てなくなったカイムは、この少し後に(名言こそされていませんが)ハングドマンとの契約に導かれました。

新世界の為のデータ収集とその研究に没頭して、恐怖を少しでも忘れるために。

契約の際にハングドマンと交わした約束は、心の平穏を得ること。

契約者としての使命を果たせばもう悩むことは無いのだと、汚い希望に縋って。

一緒に寝てあげなきゃ……


④団長とのあれこれと幼児化

ここからはざっくり。

他のアーカルムシリーズと同じく、カイムも主人公を騙してワールドの企みに加担させ、戦闘データを十分に集めた段階で団長に真実を伝える

混乱する最中、ここで契約時の約束を果たすと、ハングドマンはおもむろにカイムの首を絞める(は?)

カイムは幼児化し、全てを忘れ無垢な少年となることで"平穏"を得る(は??)

加入フェイトエピソード完、カイムが仲間になりました!

 

は???????????

え???加入フェイト終わり???ここで???

声高いけど???頭パラッパラッパーじゃん。

ふざけんなよ。

賢いカイムを返してよ。私が幸せにしてやんよ。

お願い。なんで?助けて。無理。無理。無理。

 

こんな精神状態でお預けをくらったのです。

そう、吊られた男はハングドマンだけど、捨て犬は釣られた男だったってわけ。

あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!

 

しかもわかりますか。加入したカイムのルリアノート。

"幼子の瞳は無垢に濁り、蒼い空を映してきらめく"

おおぅ・・・・・・。

 

以下、私の感情のジェットコースター

 

 

3.満を持しての最終解放

(1)遅いよ!!!!

そして時は流れて2023年3月末。遂にその時がやってきました。

2016年8月が初出なので、6年半の時を経て、カイムが最終上限解放されました。

グラブルがサ終しなくて本当に良かった・・・。

だって6年半ですよ6年半!!

デラーズフリートが待ったのは3年だし、エンジェルビーツのアニメからゲーム発売だって5年なんですよ?こんなに待たせるコンテンツあるか????

2016年の夏アニメって「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」とか「甘々と稲妻」ですよ????え?こいつらからもう6年半・・・?

だからね、そんだけ待たされたらね、情緒だっておかしくなるんですよ。

 

(2)最終フェイトの感想

内容はあまりにも最高なので君の眼で確かめてくれ!!!

と言いたいけど、我慢できないので概要とここ好きポイントを紹介していきます。

 

砂箱を頑張って遂に諸悪の根源、ワールドの元へたどり着いた団長たち。

ワールドとの接触を契機にして、カイムは記憶を取り戻す。

自分の恐れていたもの。存在を否定され、忘れられ、世界から消え、死ぬこと。

そして改めて認識する。団長に支えられ、一時の間だけ得ていた平穏の虚しさ。

それらに向き合うことはまだできず、目の前の問題(ワールド)に集中することできを紛らわせた。

 

そしてなんやかんやでワールドの討伐に成功するも、解決したということは、向き合わなきゃいけないわけで。

皆さん分かりますか????????

覚えてますよね、カイムのルリアノート。

"幼子の瞳は無垢に濁り、蒼い空を映してきらめく"

今のカイムの瞳はもう無垢にきらめくことが許されないんですよ。

これはカイムが己の罪、そして恐怖に向き合う時が来たということなんですね。

 

ちょっと脱線。

これは世界の理なんですけど、ショタは何かを失ったり、暗い過去と向き合って前に進む時に最も輝くんですね。

(例:母を失い、悲しみと怒りと母に再び会いたい想いでぐちゃぐちゃになりながら成長していくアグロヴァル(幼少期))

(例2:自身が生み出された存在であり、命や心と呼べるものがあるのか、いつ消えるのかを不安に思いながらも、今を生きることに全力を出すモルフェ)

 

つまりね、あまりに、あまりにもこのカイムのフェイトは"癖"にぶっ刺さりなんです。

オゴガッッッアア・・・みたいな声が出ました。

 

で、ここで最終フェイト完。

4アビフェイトに続く!!!!!

 

ちょっと待てや!!!!!!!!!!

もういいだろ!お預けしなくて!!

でも最高~~~~のお話なので、OK!!!!!!!!!!!

 

 

(3)4アビフェイトの感想

息も絶え絶えに素材をかき集め、遂に辿り着いた4アビフェイト。

 

事件解決のすぐあと、カイムは船を降りると言い出します。

ハングドマンには「過去の罪を知られて団長に捨てられるのが怖いから、先に捨てるんだろう?」と図星を突かれ、お怒りの様子。

捨て犬が本当に捨て犬になっちゃう・・・。

自分と向き合うのは怖いよね・・・

 

そしてさらに追い打ちで、なんと団長にはカイムの過去が知られているとのこと。

そう、知られている。自分の忌まわしい過去が。汚さが。

そう、団長は全てを知りながら自分を受け入れていた。それは彼らの底抜けた優しさの賜物なんだろうけれど、それでも、哀れまれてしまうのは怖くて。

 

 

そして何かを確かめるため、カイムはとある島で船を降りる。

向かった先は・・・

 

カイムが幼いころに転々とし、営みを破壊してきた複数の家。

そして最後に訪れたのは・・・。

 


この場所で、カイムは遂に自分と向き合う独白を始める。

どこまでがハングドマンの思惑通りなのかは分からないけど。

 

※ここのハングドマンとカイムのやり取りには"全て"が詰まっているので、是非辿り着いて、自分の眼で見てくれ!!!!!

大事な部分だけは抜粋するけど、それだけでカイムを知った気にならないで欲しい。

 

独白の内容は要するに、

・団長たちの優しさに触れて、自分が壊してきた人たちの愛を理解した

・団長はカイムの過去を知っても哀れんだりはしないし、受け入れてくれる

・そんなことは分かってるけど、過去の罪は消えないし、どうしていいのか

・記憶を失って得る平穏は望んだものではなく、悩み続けないといけない

・やっぱり、このことに気付かせてくれた、新しい世界をくれた団長のところにいたい

 

グランサイファーに戻る?と聞かれたときのカイムのセリフ↓。

カイムの苦悩が詰まった最高の演技なので、是非聴いてくれ。頼む。

 

そしてカイムは苦悩を抱えたまま、けれども前を向いて、団長の船へ向かって歩く。

そんなカイムに、ハングドマンは言う。

 

 

"愚者は己を賢いと思うが、賢者は己が愚かなことを知っている。"
シェイクスピア -『お気に召すまま』-


 

最高過ぎる。もうこれ以上言うことはありません。

有難う。有難う。。。

 

 

4.有難うサイゲームス(おまけ)

(1)歴代バレンタインキャンペーン

特に意味もありませんが、毎年サイゲームスの社員にチョコを貢いで手に入れているカイムのバレンタインリアルお返しを貼っておきます。

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え?こんなに溜まってきたの?

まぁ毎年2万くらいはこのイベントだけで使ってるしな・・・。

 

(2)後日談(閲覧注意)

アーカルムシリーズを巡る一連の事件に幕が下り、私の騎空団には日常が戻っていた。

依頼をこなしながら島を渡り歩き、時には誰かを、世界を守る。

しかしそんな日常にも、ささやかな変化が訪れていた。

 

「ん・・・もう、朝か」

カイムが私の腕の中で目を覚ます。

そう、私の部屋には寝食を共にする同居人ができていた。

 

あの日、カイムがいなくなったことに気付いた私たちはあたりを探し回り、夕方になってしれっと戻ってきた時には、カイムの影はあるけどどこか晴れやかな顔を見て、ただ「おかえり」と言って優しく迎えた。

その日からカイムは何も言わずに私の部屋で寝るようになり、私もそれを受け入れている。

 

「またそんなにニヤニヤして。ハングドマンみたいで気持ち悪いからいい加減やめてほしいんだけど。」

カイムが帰って来てくれた。そんな喜びでまたつい頬が緩んでしまっていたようだ。

少し嫌そうにするので申し訳なく、カイムから体を離そうとするけれど、背中に腕を回してくるので逃げられない。

「まだ眠いんだ。そのまま静かにしててよね。」

カイムは素っ気なくそう言うと、直ぐに寝息を立て始める。

けれど、背中に回された腕は微かに震えていて、まだ自分の過去と、恐怖との折り合いがついていないことを知らせてくる。

無言のままカイムの頭を撫でて、自分の胸に引き寄せる。

そうすると徐々に震えは小さくなり、小さな体から力が抜けていく。

大丈夫。もう離さない。

誰にも、2人の仲は引き裂けない。

 

ああ素晴らしきこの世界。

この世は舞台だ。私もショタも、すべては役者なのだ。

ならばこの舞台を用意した神は誰か?

そう、KMR、サイゲームス

彼らを讃えよう

空のことすべておさまり

すべてひとつに和らぎ合うとき、

よろこび天に満つ。